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【新大宮校】塾が目指すものって何でしょうか?

2022年10月12日

こんにちは!

新大宮校の奥川です。

 

先日、ショッキングな話を聞きました。その話について考えてみたいと思います。

 

いきなりですが、ブラック企業って聞いたことありますよね。

イメージとしては、長時間勤務、休みなし…

その他いろいろな弊害がある企業ですよね。

休みなしで何か月も働かされる、または毎日長時間働かされる。

そんなことが続くと、どうしても身体や精神に異常をきたしてしまいますよね。

 

そして、ショッキングな話に戻ります。

知り合いの妹(中3)が通っている塾の話です。

その授業時間です。

平日 18:00-22:40 (噂によると23:40に延長になるそうです…まさかね…)

土・日・祭日 12:00-22:40

休みは基本的にないそうです。

まず、そんなに勉強できるのか、と驚きました。

良くないとは思うのですが、ブラック企業って言葉が浮かびました。

そして同業者として「何をそこまで教えるのだろう」と驚きました。

その子、大丈夫なのかな。授業料、高いだろうな。

確かに上位校に合格させるためにはここまで必要なんでしょうか。

塾講師として、特に生徒の精神状態が気になりました。

学校もあります。いつ寝て、いつ休み、いつ気分転換するんでしょうか。

 

確かに親の立場からすると、そこまで勉強してくれたら安心、と思うかもしれません。

でも、正直必要でしょうか。本当に安心でしょうか。

仕事も同じです、そんなに長時間働く必要があるでしょうか。

そこまでしなくても結果は出せるのではないでしょうか。

 

しかも、ブラック企業に「建前」と「本音」があるように

これらの塾にも建前ではない本当の理由があるように思います。

建前はもちろん

「ここまで面倒を見ている、絶対合格させる本気の指導」

みたいな感じだと思います。

 

しかし、以下はあくまで同業者としての私の推測ですが、規模が大きい塾ほど

①少子化により生徒の数が減っている。

②その結果収入が減っている。全体における減収額の割合が大きくなる。

③収入が減れば企業は回らなくなる。

④収入を増やす必要がある→「ここまでやってます」という建前で授業時間を増やす。

⑤月謝を時間延長に合わせて高くする。

⑥結果、少子化による生徒減少分の収入を補う。

簡単に言えば、2人から月謝を取れないなら、1人から2人分の月謝をとればいいわけです。

なんか、遠回りをわざわざしながら山頂を目指しているイメージがあります。

 

何より生徒の健康面が心配です。

もちろん、中学生です。子供です。

大人よりも簡単に言葉巧みに乗せることは出来ます。

その結果、合格は勝ち取るでしょう。努力は結果を裏切りません。

(出来ない、乗れない生徒は悲惨ですがおそらく辞めてもらうと保護者を説得するでしょう。

今まで出した費用を考えると、今更塾を変えにくいというのが心情だと思います)

 

しかし一番言いたいのは…

そうやって勉強が出来るように「生産された」子供たちが

社会に出て通用するでしょうか。

 

現在社会は、自主性が尊重される社会です。個人が尊重される社会です。

確かに10年前までは、「言われたことを規律を乱さず、正確に画一的に生産できる人材」

が求められたという人もいます。私も10年前はそう思っていました。

とにかく学歴が大切。いい高校・大学に入れることが一番。

 

しかし、今はそうでしょうか。

自分で考えることが出来ずに、言われたことをただ画一的にこなして成績を上げてきた生徒。

教えられるまま失敗もほとんど経験せず、合格を勝ち取った生徒。

 

対して、自分で目標を決め、毎日チェックをし、質問を自主的にやりながら

時には悩み、時には涙し、そして時には飛び上がるほど喜びながら成長してきた生徒。

かつての学歴社会は終わり、「個人の個性重視の社会」に変化しているのではないでしょうか。

今の社会で必要なことは、努力の結果、一人ひとりが手に入れた「個性」ではないでしょうか。

受験と言えば、暗いイメージがあるかもしれません。

出来れば楽に通してあげたい。失敗させたくない。中高一貫中学に入れて受験はさせたくない。

いろいろな考え方があると思います。どれも正解です。どれが正しいとは言えません。

でも、高校受験を今選んだ皆さんは、それに向かっていくべきだと思うんです。

そして、私は高校受験は一人ひとりが主役で舞台に立つ「甲子園」だと考えています。

仲間と競い合い、時には悩みを語り、時には教えあいをしながら作る青春の1ページ。

先生も一緒に悩み、喜び、時には厳しく背中を押しながら一緒に頑張る青春の1ページ。

なによりも貴重なものだと思われませんか。

 

生徒たちは、娘・息子たちはやがて社会という荒波に旅立ちます。

失敗もあるでしょう。うまくいかないこともあるでしょう。辛いこともあるでしょう。

でも、そんな中で自分を見失わず、悔しさに立ち向かい

考え、工夫してそれを乗り越えた喜び。

そして、相手からの感謝の気持ち。人の役に立つ喜び。感謝の気持ち。

これらは教えられるものではなく、経験してつかみ取っていくものです。

私は新大宮校の生徒にもそこを伝えていきたいと思っています。

やらされてやるんではないんです。自分のために、そして誰かを幸せにするために。

勉強という手段を使って今は自分自身を成長させてほしいんです。

負けない強さを手に入れてほしいんです。

私は、よく生徒に「勉強が得意な天才でなくてよかったね」と言っています。

天才と言っても、ここでは勉強が得意な才能の持ち主のことを指しています。

スポーツが得意、身体能力が人よりも高いみたいに

問題を解くのが得意な人も一定数存在します。

その意味の天才なら努力をしなくても結果を出せるからです。

 

勉強で結果を残すことが大切なのではないと思うんです。

努力で結果を残すことが大切だと思うんです。

努力が出来ないと、多種多様化する社会の荒波をうまく航海することは出来ません。

私はそう信じています。

 

もちろん、進学ゼミナールにもまだまだ至らないところはたくさんあります。

「進学ゼミナールを選んでよかった」の言葉を頂くために「不断の努力」を続けてまいります。

塾は、生徒、保護者の笑顔のために存在するべきです。

結果はもちろんですが、その過程も大切にし

社会に出てからも自分で考え行動できる人間を育てるために

存在し続けたいと思っています。

 

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