【新大宮校】寓話太郎君と次郎君の会社勤め

2022年07月20日

その日は突然やってきました。

解放されたのです！

何にって？
満員電車、残業、そして口うるさい上司から・・・。

そうなんです。

太郎君と次郎君の勤めているオー商事は

長年の態度を改めて、社員に自由を認めたのです！
出社時間は自由。
もちろん退社時間も自由。
何時間働いても自由。
二人の目の前には自由な虹がかかっていました。

そして、その後の二人は…。

太郎君を見てみましょう。

もちろん喜びました。最初は。
でも、一週間もすると不安になってきました。
会社に出社すると、留守電が点滅してます。
メールが届いています。
取引先の人です。

太郎君はまた満員電車に揺られるようになりました。

しかし一方、次郎君はというと…

彼だけでなく多くの社員は出社時間が短くなり、不規則になっていきました。

太朗君が会社にいると他人の机の電話が鳴ります。

太郎君は謝り続けました。もちろん次郎君が不在であることに対して。

謝るのに疲れた太郎君は、その仕事を引き受けるようになりました。

するとやがて次郎君への電話やメールは減っていきました。

そんな事情も知らない次郎君。ゆっくり出勤しては太郎君を眺めます。

次郎君には忙しく働く太郎君の姿が哀れで仕方がありませんでした。

しかし数ヵ月後、給料明細を見て驚きました！

なぜこんなことになったのでしょう。
次郎君は会社に抗議しました。

勤務時間を自由にしたのは会社だと。

だからそれに従っただけだと。

なぜこんなに給料が下がっているのかと。

皆さんが社長なら、なんと答えますか？

【新大宮校】寓話 太郎君と次郎君の会社勤め